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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.
お昼は蕎麦だな...
昼食には、ほぼ毎日蕎麦を食べる。だが、盛りが少なく気取った店は苦手だ。なので、必定立ち食い蕎麦が多くなる。小諸蕎麦が近所にあると幸せなのだが、事務所からは少し歩く。小諸の場合は、店によるばらつきもあるが、茹でたてと、伸びた麺との落差が激しいのがつらいところ。小諸でいちばんなのは神楽坂店。揚げ物が大きく、たいてい暖かい。一度に茹でる麺の量も抑えてあるようだ。ただ、小諸はどの店も判で押したように、ネギの切り方がぞうらい(← 讃岐弁でおおざっぱで雑みたいな意味)なのはどうしてだ? これは大きなマイナスである。
事務所のある本郷には、幸いなことに、趣のある立ち食いの一軒店がある。ここはるなだ。のれんをくぐると、「っせっ!」という超短いウェルカムヴォイス。カウンターに近づいて、奥を見やり、茹で置きがなさそうな時は、迷わず大盛を注文する。茹で置きが残っている時は500円とちと値が張るが、カレー蕎麦をいただく。東京に来るまでは「カレーと蕎麦を合わせるなんざぁ〜」などと思っていたが、今やワタシはカレーうどんよりも断然カレー蕎麦派だ。大盛に話を戻すと、茹でたての時は絶妙のコシがあり、やや甘辛いダシとからんで最高である。それに、小口のネギが、まるでかみそりのように薄く切りそろえられているのが良い。上品だし、臭み、苦みが出にくい。今日は茹で置きが残っているのが見えたが大盛を頼んでみた。確かに伸び気味ではあるが、これはこれでそれなりに美味しかった。
数分で食べ終わって、蕎麦湯でじわっと身体を温める。盆を戻し、踵を返すと、ヒューマンスクランブルの登場人物みたいなおじさんの「ったっ!」というこれまた短い別れの省略形(とは言わんか)。「また来るよ」と背中で答えて店を出る。
カレー蕎麦
大盛は370円
大正十三年一月
遅い昼食を求めて蔵前橋通りを下っていると、ロードバイクが1台また1台、またまた1台、まだまだ出て来て、老若男女都合7〜8台が神田明神の裏手の路地から色もとりどりに現れた。通り過ぎながら、ふむふむと品定め(バイクのね)をしていると、見慣れた大きなコアラ顔が目の前に。「あれっ、マスター?」「何やってんのこんなところで」それはこっちのセリフだわい。信号待ちのちょっとの間、立ち話。マスターの口数が多い、失礼、ひっじょ〜に雄弁なのは、日頃孤独に走っている裏返しかと思っていたら、こんなにおトモダチがいっぱいいたのね〜、良かった良かった、一安心(^^
小諸蕎麦で、季節物の「きのこ寄せ揚げ天そば」をせいろで手繰り、歩道を工事中の清水坂を登り始めると、掘り返された石柱がごろんと転がっていた。赤い刻印で「大正十三年一月」とある。85年ほど前のものだ。後でもう一度立て直すのだろうか? 明日も行って、どういう感じになっているか確かめてみようと思う。
本郷は趣深いところ
本郷あたりを散歩するのは楽しい。入り組んだ台地を足の向くまま歩を進めていると、昭和人には懐かしい建物や景色がそこここに現れ、飽きることがない。夕暮れ時に、小さな神社の境内や商店街の路地で子どもたちが遊ぶ楽しそうな声が聞こえる街なんて、今では奇跡に思えるほどだ。
サッカー協会の脇を抜けたところにある不思議な木造住宅。郵便受けに近づいて見ると「湯島不動尊」と書いてあった。左側の石段を上がると賽銭箱があるにはある...
隣町の西片にある散髪屋さん。微妙にアラインメントが崩れている。
西片の坂道。この街は、戦災も震災も免れたとても幸運な高台にある。
道なりに歩くと、自然に立体交差になっていて東大前に抜けられる。ここにも心魅かれる建物が...
東京の花と言えば...
この時期、桜が主役だが、毎年ボクがもうすぐ春だなぁと感じるのは、この花を目にする時だ。
ムラサキハナナという名だそうだ。香川にはこの花はなかった。ボクにとって東京の花と言えばコレだ。土手などに群生して咲いている様は実にはかなげで、柄にもなく、どこかに沈めていた深い記憶と結びつくような切なさを感じてしまう。
この花に誘われるように路地裏に入って行くと、未だ現役らしい井戸を発見。
角を曲がり込んだ崖下にもあったよ。
ひなびた温泉街のような、細長い石畳を辿れば...
趣のある湯屋が。ひとっ風呂浴びて帰りたいね〜
サクラサク!
ヒョウタンツギ?
事務所がある本郷あたりには、昔ながらの趣のある景観がたくさんあり、散歩していて飽きない。面白いものが撮れたら時々写真をアップするので見てください。
今日は近くにある謎のオブジェ。コレいったい何なのだろう? 誰か知っている人がいたら教えて〜
僕には手塚治虫の漫画に出てくるあの何ていったっけ、そう"ヒョウタンツギ"。アレに見えてしょうがない...


