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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.
名栗湖、有間峠越え秩父さくら湖、そして花粉に泣く
今週はどこを走ろうかと考えつつ週末を迎えたが、どうも天候が不順。土曜日は大荒れとのことだったのでプチサイクリングは見合わせたのだが、あれよあれよと言う間に空模様は回復し、結果的に記録的な2月の温暖日となってしまった。天気予報ではさかんに雪崩に注意してくださいと言っているように、ここまで気温が上がれば、標高の高い峠の雪もかなり融けたのではないか?
というわけで、日曜日の朝、先週の釜伏峠を越える1000m級の峠に登ることに決め、電車に乗った。目指すは有間峠(1,144m)、坂戸を基点に大きな周回ルートを作ってみた。
坂戸〜飯能〜名栗湖〜さくら湖〜長瀞〜寄居〜比企丘陵〜嵐山〜笛吹峠 大周回
まずは飯能へ。いつものように、越生線に沿って西、久保下橋を渡って高麗の里を通る。299号線を南下して県道70号(飯能下名栗線)で入間川を遡って行く。だんだんと山が迫って来ていい雰囲気だ。
53号線(青梅秩父線)に合流し、少し北に登ると、まるでT定規のようにキレイに川が合流している河又という地域。ここを左折すると、道沿いの川の名は有間川となる。ひと坂登ると名栗湖(有間ダム)に着いた。
ダムを右手に見ながら、山側の細い道を行く。山影で路面が乾き切っていなかった。橋を越えしばらく行くと、広河原逆川(ひろがわらさかさがわ)線の入口。ここから約11キロの登りとなる。冬季通行止めの看板が目に入ったが、横に片付けられていて、入口は大きく開かれていた。凍結していたら、そこで引き返すことにしてクリートをカチリとはめる。
今日も昨日ほどではないが、寒さは感じない。登り始めるとすぐ暑くなってきた。ジャージの前をはだけ、少しでもウェアを乾かしながらゆっくりペダルを回す。
そこかしこに小さな滝が川に注ぎ込んでいる。夏場は涼しくていいだろうな〜
ここに登ろうと考えたきっかけは、先日ご紹介した将門伝説にある。自分の首を追ってスタコラ走り出し、神田の台地で力尽きた将門だったが、途中、ここ名栗村に一度寄っていたというのだ。村人にここにワタシが来たことは決して口外してはならぬと言い含め、また駆け出したのだが、村人が約束を守らなかったため、後々この土地の人々は呪いを受け、ハンセン病に苦しめられたのだという。首がないのに、どうして喋ることができたのかという疑問は残るが(あ、テレパシーか? 超人だもんなぁ〜)、これまた面白い伝説だ。
こうして走ってみると、ここはこれまで登ったどの峠よりも、谷が深く険しく規模が大きい。ところどころでこうした奇岩、奇観にも遭遇する。スケールの大きな将門伝説が残るのもむべなるかなと思わせるものがある。
有間峠に到着。名栗湖がはるか遠くに見える。道標の新しさでもわかるように、この峠はつい最近まで名がなく、「有間峠」と名付けられたのは2006年なのだそうだ。
ここからは、秩父方面への一気の下り。登りも落石が多かったが、こちら側はさらにひどく、自転車を抱え上げて通った場所もあった。凍結箇所も数ヵ所あったが、自転車を降りなければならなかったのは2度だけ。思った通り、昨日かなり融けたのだろう。
下りの途中。山容の雄大さに自転車を止めてしばし見とれる。はぁ〜、すげ〜と大きくため息。
トンネルには入らず、川にせり出した毛附(けつけ)という不思議な印象を残す小さな集落の中を通り、少し行くと、ダイナミックに大きく峡谷が開けてくる。向こう側の山沿いにも小さな道やトンネルがあるな。いつか行ってみよう。釣り人が鈴なりの橋の手前でダムの山側に登ろうと思っていたのだが、ここは完全にゲートが降りていて、入れなかった、残念! この先トンネルがいくつかあるのよ〜、いや〜ん、でも仕方ないよねぇ。しぶしぶ先に進む。幸いなことにどのトンネルも短かく、明るく、危険はなかった。寄国土(ゆすくど)トンネルを抜けると一気に視界が開け、エメラルドグリーンの秩父さくら湖(浦山ダム)がキラキラと輝いていた。向こうに見えるあの橋を渡る予定だったのだが、あっちに行ってたらこの写真は撮れなかったね。
いやしかし、ここも景色が良いな〜。向こう側の山に連続したカーブが見えていて、鈴鹿サーキットをそのまま山の中に持ってきたみたいだ。湖1周10キロくらいだから、クリテリウムレースなんかやったら面白いんじゃないかな。練習するのにも、地形は変化に富んでいるし、見晴らしは最高だし、きっと楽しいぞ!
崖の向こうに秩父の町が見えて来た。こういう風に山から旅するように降りてくると、この町が深い盆地だというのがよくわかる。盆地というよりは、お椀の底にも見えるくらいだ。秩父線沿いの道、秩父駅前を通る時には、先週走ったばかりだというのに、もう懐かしさのようなものを感じている自分が可笑しい。地図を確認するまでもなく、そうそう、こここことかひとり心の中でうなづきながら、長瀞方面に向かう。どこかで食事をしようと、手頃なお店を探したが、もうひとつ心に響かず、今日もまたよしはし食堂に寄ってしまった。今日は肉うどん。もうすっかりなじんだ褐色の田舎麺をくむくむと噛み締めるとじんわりうまく、身体に効く感じがする。やっぱり補給食だけじゃダメなのだ。
さっきまでは気にならなかったが、人心地がついて安心したのだろうか、急にくしゃみと鼻水が出始め、悲しくもないのに、涙がほほを伝う。う〜、つらい。長瀞の岩畳を過ぎ、金尾峠、風布の山里、寄居、そして比企丘陵に入ってからも、症状はひどくなるばかり。おまけに向かい風だ。嵐山から笛吹峠、大橋といつもの道を辿り、坂戸に戻って来た時にはもうかなり日も傾いていた。
風呂に湯を張りながら、悪路で苦しんだ相棒の泥を拭い、油を落とす。自分も頭からざぶんと湯をかぶり、花粉よ消え去れと念じるが、かなり吸い込んだようで、意識がもうろうとしてきた。ビールと酒で気付けを図るがもうひとつ。夜は神楽坂に戻り、ハービーで待ち合わせた。ラム酒をストレートで煽りながら、今日の旅路を家族や店の人に語って聞かせるが、みんな一様に不思議そうな顔をするばかり。ふふふ、まぁいいだろう。ペペロンチーノがうまいぜ。
今日、あまりに症状がひどいので、花粉症のクスリをもらいに病院へ行ってきた。「昨日、秩父の山に杉の調査に行ってきましてね〜」と言うと、先生は「自殺行為だな」と笑いながら「でも、都会に飛んできた花粉の方が悪いって説もあるんだよ、いろんなモンがくっついて来るからさ」と付け加えた。先生、それ信じます! と心の中で叫びながら、またの峠行きを誓うのであった。
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toma :
花粉には・・・・・
アレグラ(バイアグラじゃないよ)とか、エバステルを医者に処方してもらうと良いかもしれない。
体質によって、眠くなったりするみたいけれど、私の場合はこれらはOKでした。でもさすがに赤茶けた杉の木下に行くと、さすがに薬を飲んでもムズムズしてきます。
2009年2月17日 21:18
のじ :
まさにその“アレグラ”を飲んでいます。
ワタシの場合、これスゴク眠くなります。
今日のミーティング時は、某大臣を身近に感じてしまいました...
2009年2月17日 21:24
toma :
アレグラで眠くなりますかっ!走りの疲労が残っているのではないのでしょうか?(笑)
私は虚弱体質なのでスギ花粉+コナヒョウダニ+ハウスダストが重なると喘息の発作まででて、苦しくて死にそうになります。アレグラは年がら年中話せません。最近、自転車仲間の医師の薦めでエバステルを飲み始めました。これまた、眠くはなりませんでした。以前、アレグラに出会う前は、眠気と闘う苦労をしたことがあります。いろいろ試すと自分の体にあった薬がみるかるかもしれませんよ。
それにしても、太いうどんですね。
2009年2月19日 21:08
のじ :
アレルギーのクスリは、人によってイロイロらしいですね。ここ何日かは仕事中も、ちょっと目を閉じるとふっと意識が遠ざかっている時間があります。
>太いうどん
うどんというより、「ほうとう」に近いですかね。讃岐うどんのようなしなやかなコシじゃなくて、何ていうか「粘り腰」みたいなもんを感じます。
今朝の雪で秩父の峠はまた凍結でしょうかね...
2009年2月20日 15:33
HIRAMATSU :
話しそらしてすみませんが、うどんといえば...。
先日、道志みちへのアプローチで富士吉田を通ったさいに、名物の吉田うどんをいただいたのですが、これが感動的なものでした。
ご存知かもですが、みためはひどく野暮ったいボソボソのうどんで、しかもなぜかキャベツが入っていたり...と謎な雰囲気満点なのですが、これがなかなかどうして、美味いのです。
ほうとうのような「ケ」の味覚を想像していたら、対極にある「ハレ」イメージでした。リンクのwikiにそのあたりうまく説明されてます。
2009年2月21日 00:32
のじ :
へぇ〜、そのうどんも興味深いですね!
道志道はクルマでしか通ったことがないので、一度行ってみたいです。
2009年2月21日 18:17