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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.

素晴らしいルート〜坂戸〜横松郷〜館川ダム〜宮尾根〜大附 大周回

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日曜日、かねてから脳内で温めていたルートを実走すべく電車で坂戸へ。先に書いてしまうが、素晴らしいコースだった。順を追って説明していくが、まずは、Alpsrouteに登録したルートを確認してほしい。
 ↓
坂戸〜横松郷〜館川ダム〜宮尾根〜大附 大周回

いつものように、鳩山町方面に向かい、赤沼の先で左折。そこかしこで畑を焼く煙が見える。土と藁が焦げる香ばしい匂いに包まれながら、ひなびた山里の細道を行く。幸せ感じるとてもいいところだ。

一瞬だけ、41号に出、すぐまた高之倉方面への迂回路に入る。越生GC方面に右折。小さな坂を登ると都幾川町だ。明覚方面に左折、駅前のヤマザキを山側に入る。ここからが本番。しばらくは平坦路。新興とまでは言わないが、意外と住宅地で、新しい小さな建物が多い。このあたりに住むのも良かろうなぁなどと勝手なことを考えつつ進む。山肌にへばりつくように三角屋根の別荘ぽい建物が見えた。

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だんだんと人家がまばらになり、登りが始まる。7〜8%から10%程度の登りがくねくねと続いている。練習にはもってこいだ。シッティングでリズムに乗りながら息を吐き吐き、吸う吸う。気持ちイイ! たった10数キロ走っただけでこんな登りにありつけるなんて神様に感謝したくなるなぁ。

さらに登り、登り切って少し下ったところに雀川上雲線との分岐路があった。この先を下ったところが松郷峠ということは、峠よりも高いトコロを登ってきたわけだ。

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小川町に近づくと、12時の鐘であろうエーデルワイスが町内に鳴り響いた。"Edelweiss, Edelweiss, every morning you greet me!"と中学の時に憶えた歌が思わず口をついて出た。

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11号を少し走り、槻川を越えた"切通し"を左折。また山に入っていく。ほどなく目の前に道をまたいだ格好で古びた巨大な鳥居が現れ、ここから先が霊山であると知れる。「心して行け」と言われているようだ。
谷川沿いの細道を少しずつ登って行く。さきほどの大鳥居の心理的影響か、不気味なほどの静けさだ。行き交う車もオートバイもほとんどない。館川ダムの手前に右側は通行禁止だとの標識があり、左の迂回路を登る。湖面が右下に垣間見えるが、木々が深く、全貌は知れない。クマも出るらしい。

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全くの孤独。何と言うすがすがしさ。クライマーズハイだろうか、杉木立の中、生きている自分を強烈に実感する濃厚な時間が続く。

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第2の頂を終え、白石峠へのアプローチに出る。路面も見通しも良く、スキーのスラロームの感覚で気持ちよく緩斜面を下る。そして、宿(しゅく)交差点を右に、次のピークが待っている。都幾川沿いで1枚。

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お、また目の前に大きな鳥居が見えてきた。地図を見ると、萩日吉神社のようだ。樹齢を重ねた神木を左に見上げながら登りに入る。

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こ、これは...! いきなりキツイ登り! 15%以上はありそうだ。これがしばらく延々と続く。美ヶ原のプロローグ、美鈴湖までの区間を連想する。ここは美ヶ原の練習にはピッタリだな。いや、ホントにキツイ。今日はシャマルで来たことに本当に感謝だ。このホイールでなければかなりつらかったろう。今日は自分ひとり、適当なペースで淡々と登り切る。

少し開けたところが頂上で、そこから梨花カントリークラブに向けて下っていく。大附集落は、みかん狩りの観光客であふれていた。余裕があれば弓立山にも登ってやろうと思っていたが、今日はこれくらいで勘弁しといたるわ!(^^

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越生から武州唐沢経由、39号線で坂戸に戻る。この区間は少し交通量が多いので、もう一度、都幾川方面に戻ってから帰った方が良かったかも知れない。

いやしかし、このコースは最高! 約60キロの間に、登り甲斐のあるピークが3つあり、つなぎ区間は短く、登りで車やオートバイにあおられることもない。このあたりをあまり知らなかったにもかかわらず、地図を見ながらコースを考えた自分をほめてあげたい(^^

そう、地図上でああでもないこうでもない、と試行錯誤し、実際にコースを組み立て、自分の足で走ってみる楽しさといったらもう、無類である。それにしても、埼玉の奥深さよ。こういったことが可能な奥武蔵、秩父の自然に感謝だ。まだまだ知らない道がいっぱい残っている。

この楽しみは昔、モーツァルトのまだ聴いたことのない曲を耳にする日のことを待ちわびる気持ちに似ていることに今思い至った。初めて聴くコンチェルト、そのワクワク感に結びつけたくなる自分がここにいる。「生きている」と自分がいちばん実感する時、それは、音楽を聴く時、そして、ロードバイクに乗っている時なのだ。このことは、また改めて書いてみたい。

坂戸に戻り、風呂、メシ、酒と音楽で、記憶をつなぎ、固め、そしてまたゆるめ、ほぐし、とろとろに溶かしていく。今日のおひとりさまメニューはコレ(いつもといっしょやん...)。

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雪の季節までに、昨日のこのルートをもう一度、逆打ちしてみたい。
明けて祭日の今日は、荒川まで行って、40キロほど軽く流して帰って来たが、思うはそのことばかりなり。

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HIRAMATSU Author Profile Page:

これぞ、旅!わくわくしながら読みました。

数年前にBikeFridayを買って、脚力もサイクリングウエアもないのに「ああしたい、こうしたい」と夢想していた自転車ツーリングが、機材的にも肉体的にもとりあえず条件が揃って、今ようやく実現できつつある僕なのですが、CB坂戸を中心としたのじさんの週末は、まさに理想形です。

ツーリングというのは記憶の反芻がまた愉しい。
そのムフフな時間が非常に美しく表現されていて、唸ってしまいました。

よい旅を!

ののじ :

HIRAMATSUさん、そんな風に感じていただけてウレシイ限りです。
確かに、いつも新しい旅をしているのだなと思えます。
そして、肉体を酷使しながらも、この旅は自分の内側への“旅”でもあるところが、自転車の素晴らしいところなんですよね。
えへ、ちょっとカッコつけてしまいました(^^

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このページは、ののじが2008年11月24日 15:58に書いたブログ記事です。

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